こんにちは。ハヤゾーPCサポートの山中です。
新しいMacBook Pro出ましたね。
新しいMacが出るたびに欲しくなるのですが、現在のWindowsの環境で十分だと思ったら、躊躇してしまいます。
ハヤゾーPCサポートは、パソコン修理・PCサポートの事業の他に、ホームページ制作の仕事もしています。
ですので、ホームページを作る際に、以前は、Macを使っていた時期もあったのですが、結局Windowsに戻ってしまいました。
WindowsとMacどちらが便利?のような論争は尽きることがないと思いますが、Macには憧れるけど、Windowsでも十分というところなのでしょうか。
でも、やっぱり新しいMacBook Pro欲しいです!
さて、先日インターネットに繋がらなくなったとお電話いただき、すぐに出張訪問させていただいたところ、こんなトラブルがありました。
パソコンは富士通LIFEBOOK AH42/DでWindows7から10にアップデートされたものです。
Windows10の更新プログラムのタイミングで何らかの原因によって、無線接続の設定が消えてしまっていたようなので、通常通り接続設定を行いインターネットは無事繋がりました。
しかしパソコン起動時に下記の画面が出てくるのですが、.NET Framework 3.5 のインストールができないのです。
.NET Framework 3.5 がインストールできない
.NET Framework 3.5 のインストールしようとすると途中でブルースクリーンで再起動されてしまいます。
停止コード:PAGE FAULT IN NONPAGED AREA
失敗した内容:snp2uvc.sys
その時の画面が最初のブルースクリーンの画像です。後に原因は分かるのですが、この時はインストールが原因でブルースクリーンになるのだと思っていました。
なので、一旦スキップして別の方法でインストールしようと試みました。
Windows10で.NET Framework 3.5をインストールするときは、
スタートボタンを右クリック->プログラムと機能->左側メニューの「Windows の機能の有効化または無効化」
->「.NET Framework 3.5(.NET 2.0 および 3.0 を含む)」にチェックし「OK」をクリックします。
今度はブルースクリーンは出ませんでしたが、やはりエラーコード:0x8007000Dが出てインストールできません。
ここで、Windows Update経由のインストールが原因ではないかと疑いました。
そこで、「.NET Framework 3.5」で検索し、手動でインストールファイルをダウンロードしてみました。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=21
こういったマイクロソフトのダウンロードセンターからダウンロードしてみたのですが、結果は同じでした。
更新プログラムでドツボにハマる
もしかしたら、新しい更新プログラムが出てるかもしれないと、更新のチェックをし、適用可能な更新プログラムをインストールしました。
再起動後、再度.NET Framework 3.5をインストールしようとしたところ、今度はエラーコード:0x80073712に変わりました。
起動後の画面からやっても、「Windows の機能の有効化または無効化」からやっても、ダウンロードしたインストールファイルからも、結果は同じでした。
システムファイルチェッカーを試してみる
「0x80073712」で検索してみると、Windows Updateのエラーでマイクロソフトから下記のアナウンスがありました。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/957310
コンポーネントストアが壊れてるとのことなので、システムファイルの破損が考えられます。
そこで、システムファイルチェッカーでシステムファイルの修復を行います。
スタートボタンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を起動します。
sfc /scannow
とコマンドを打ちます。
少し時間がかかるのですが、今回は2時間ぐらい放置して結果がでました。
「Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。」とメッセージが出て、システムファイルの破損が見つかりませんでした。
どこもシステムファイル壊れてなかったのかなと思いながら、再度.NET Framework 3.5をインストールしてみましたが、やはり症状は変わりませんでした。
DISMツールを試してみる
Windows8以降のOSには、Windows破損エラーを修復する「展開イメージのサービスと管理 (DISM) ツール」というものがあります。
このツールを使ってWindows Updateの破損エラーを修復してみます。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
とコマンドを打ちます。
これも少し時間がかかりますので、待ちます。
「復元操作は正常に完了しました。壊れたコンポーネント ストアは修復されました。操作は正常に完了しました。」と出ましたので、これで大丈夫。
と思いきや、再度.NET Framework 3.5をインストールしてみるものの、症状は変わりませんでした。
0x8007000Dエラーのときに、下記の動画を見つけたのですが、英語なので少し躊躇していました。
https://www.youtube.com/watch?v=M3_RsFyUbeA
同じDISMツールを使うものだったので、ここまできたら、これも試してみようとやってみましたが、途中でファイルが壊れているのでダメということで完了することができませんでした。
システムの復元で解決?
ここまでやってみても、どうにもならなかったので、一度システムの復元で戻してみることにしました。
復元ポイントがインターネットが繋がらなくなる直前のところに一つありましたので、そこに戻してみました。
無事復元が成功し、再度.NET Framework 3.5をインストールしようとしたところ、今度は再びブルースクリーンで再起動がかかるようになってしまいました。
何度か繰り返しインストールを試みるものの、ブルースクリーンで再起動がかかってしまうので、こちらを先に解決することにしました。
snp2uvc.sysは
ブルースクリーンの原因を調べるために、エラーの内容を検索してみました。
すると、どうやら、ディスプレイの上部についているカメラ用のドライバが原因で、Windows10に対応していないのに、ドライバを自動更新しようとして落ちるということです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10160702770
上部のYahoo!知恵袋で解決方法がありました。
スタートボタンを右クリック->コントロールパネル->ハードウエアとサウンド->デバイスとプリンター
->画面中の「デバイス」の項で当該PCを右クリック->デバイスのインストール設定
->「デバイス用に利用可能な製造元のアプリとカスタムアイコンを自動的にダウンロードしますか?」を ”いいえ” ->「変更保存」
これでドライバを自動更新しないようにします。
さらに、
スタートボタンを右クリック->デバイスマネージャー->イメージングデバイスの下にある「FJ Camera」を右クリックで「無効」
にしてカメラを使えなくしておきます。
一度再起動したのちに、.NET Framework 3.5のインストールをしてみると、ブルースクリーンも出ず、無事インストールができました!
再びブルースクリーン発生
.NET Framework 3.5がインストールできたので、システムの復元で未適用になってしまった更新プログラムをインストールしようしました。
すると、再びブルースクリーンが発生してしまいました。
何か忘れた作業があったかなと確認してみると、サービスが生きている可能性がありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14160722784
こちらの知恵袋では、起動時のsnp2uvc.sysのサービスを無効にする方法がかかれていましたが、このパソコンには既にサービスがありませんでした。
再び「snp2uvc.sys」で検索すると下記の記事を見つけました。
http://o-way.net/win10_pfina_error/
自動更新せず、カメラ機能は無効にしたものの、まだ、Windows Updateが残っている可能性があるので、そこも消す必要があるみたいです。
詳細は上記サイトがとても参考になりますので、ぜひご覧ください。
Download the “Show or hide updates” troubleshooter package now.
より“Show or hide updates“ トラブルシューターをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを実行すると、トラブルシューターが立ち上がりますので「次へ」。
次の画面で「Hide updates」のほうをクリックします。
リストが出てくるので、「Sonic – Camera – FJ Camera」にチェックを入れ「次へ」。
完了したらそのまま閉じます。
今回、チェックを入れた瞬間に、再びブルースクリーンで再起動がかかってしまいました。
再度トラブルシューターで確認したところ、「Sonic – Camera – FJ Camera」の項目も消えていましたので、大丈夫かと思ったら、またブルースクリーンに。
ページングファイルをクリアしたらブルースクリーンが出なくなった
この状態でできることは、最後のページングファイルのクリアでした。
ページングファイルとは仮想メモリのことで、メモリ不足になった時に、一時的にハードディスクから領域を借りて、そこをメモリ代わりにするものです。
そこに更新プログラムが残っているのではないかということです。
スタートボタンを右クリック->システム->システムの詳細設定->詳細設定のタブをクリックし、パフォーマンスの設定ボタンをクリック
->パフォーマンスオプションが表示されたら詳細設定のタブをクリックし、仮想メモリの変更ボタンをクリック
->「すべてのドライブのページングファイルをのサイズを自動的に管理する」のチェックを外す
->「ページングファイルなしにチェックを入れる->「設定」をクリック->「OK」->再起動する
これでページングファイルを使わない設定になります。
しかし、ページングファイルを使わないと、メモリ不足になった時に、別のトラブルが発生する可能性が高いので、再度ページングファイルを使う設定に戻します。
今度は、「すべてのドライブのページングファイルをのサイズを自動的に管理する」のチェックを入れて、再び再起動します。
こうすることでブルースクリーンが出てくることがなくなりました。
いろんなトラブルが複合的に重なったケース
Windows10は、これまで予期しなかったエラーが比較的多く出てきます。
Windows7でも出始めのころのやつだとハードウェア自体も古いので、10にバージョンアップしたときに、ドライバの不具合など起きるケースが想定されます。
これだけ不具合が多いOSだと、普段からのデータのバックアップなどはしっかり行っておきたいですね。