本日、新規のお客様からWindows7のパソコンが正常に起動できないというご連絡をいただきました。
症状は、Windowsのロゴが出た後に、マウスの矢印は出てくるのですが、そのまま画面が真っ黒で先に進まない。
うまくシステムの復元でいければいいのですが、ダメなら、リカバリ作業となります。
結果は、復元ポイントが2011年のものしかなく、ほぼ購入時の状態になることや、システムが不安定の状態で復元を行うと、既存のデータがやられるリスクもあるため、ハードディスクを新規に入れ替えて、そちらにリカバリすることにしました。
リカバリディスクがないとのことでしたので、一度、ハードディスクを丸ごとコピーし、コピーしたハードディスクのリカバリ領域からリカバリし、正常起動しました。
丸ごとコピーには、ライフボートのコピーワークスを使いました。
またコピー後、リカバリ領域から起動をかけるために、Ultimate Boot CDというツールにある、Part Magicというパーテーション管理ツールを使って、リカバリ領域のパーテーションにbootフラグを立てました。
正常起動したので、Windows Updateをかけようと思ったのですが、「現在サービスが実行されていないため、Windows Update で更新プログラムを確認できません 」というエラーで更新できず。
サービスパックが適用されていないWindows7だったので、違うパソコンからSP1をダウンロードし、リカバリしたパソコンで実行するも、致命的なエラーE_UNEXPECTED 0x8000ffffということでインストールできず。
インターネットエクスプローラーでスタートページは表示するものの、次のページにはアクセスできず、これは何かおかしいと思い、ESETの体験版をインストールし、定義データベースを最新に更新して、スキャンをかけるもウィルスは検出されず。
それで、いろいろ調べていたところ、たどり着いたのがこちらの情報
HDDを換えてからwindows updateが出来ない状態です。
ということで、原因はハードディスクの交換でした。
元のハードディスクはウェスタンデジタルのWD1600B(160GB)で新しいハードディスクはTOSHIBAのMQ01ABD050(500GB)。
パソコンはlenovoG550の2958。
結果、上記に書いてあるように、Intel Rapid Storage Technologyドライバーをインストールすることで解決しました。
http://faq.epsondirect.co.jp/faq/dl/app/servlet/qadoc?030561
ハードディスクの交換ぐらいであれば、パソコンの背面のパネルを空けて、静電気に気をつけながら作業すれば、比較的簡単にできます。
リカバリディスクがあれば、ディスクをいれて起動すれば、リカバリも簡単にできます。
ただ、ハードディスクをコピーしたり、パーテーションをいじったり、普段から鬼門だったりするWindows Updateでエラーが出たりすると、ちょっと難しいかもしれません。
Windows Vistaや7をリカバリするときには、こういったリスクがあるということも知っておいた方がいいかもしれませんね。